ぱっしょんリーダーに聞け! 


  



  


 はい、私は東京に本社がある飲料メーカーに勤務しており、2005年に沖縄に赴任して参りました。その間、沖縄の皆様には大変お世話になっております。約3年沖縄に在住し、まだまだではありますが沖縄の歴史について少し学ばせていただきました。沖縄は米軍統治にあった時代、全国のどの地方よりも早く外資系ソフトドリンクが入ってきた場所であると同時に、中国や台湾の文化による影響で古くからサンピン茶が日常的に飲まれてきたというような特徴があります。現在は全国的な健康ブームによる緑茶の普及によって、沖縄でも緑茶の人気が高まっています。このように、沖縄は、時代による変化を受容する柔軟性があるように感じられます。さて、私は沖縄に赴任する前、神奈川県横浜市に住んでいたことがあります。神奈川県は、沖縄と同じように海で有名な場所です。沖縄の夏の風物詩と言えば、ビーチパーティや海辺で開催される花火大会などのさまざまなイベントですが、参加して思うことは、環境への意識が高いということです。誰が音頭を取るのでもなく、いよいよ催し物が終了となると、三々五々黙々とごみを片付け始めます。それも自分達のごみのみに限ってではなく、その場全体をすっかりキレイにしてしまうんですね。まるで当然という空気で。これには驚きました。皆さん、故郷沖縄を愛しているんだなとその行動を見て感じ入りました。これと同じことが、果たして本土でできるか、いいえ、おそらく大変なごみを出してしまうでしょう。仕事柄、事ある度にさまざまな方とごみや環境の話をしますが、こんな方がいました。10万円の給料から千円の寄付をするというのです。また、沖縄県清涼飲料協会では、20年以上にわたって年1回、3月にごみ回収を行っています。私も赴任してから参加していますが、空き缶やペットボトルは、実はあまり落ちていないんですね。統計は取っていませんが、本土と比較して、空き缶やペットボトルのごみは少ないように感じられます。「ごみを捨てない」というこの沖縄の意識の高さを活用して、モデル県として日本全国へアピールして、「ちゅら」の気持ちを広げていくというようなことも考えられるのではないでしょうか。



 今月7月を中心に、沖縄県をはじめ県下5市の行政機関と各自治会、通り会、各市のクリーン指導員会、(財)沖縄観光コンベンションビューロー、各関係企業が実施主体となって「ごみのポイ捨て防止公開パトロール」を展開して参ります。空き缶や吸い殻等ごみの散乱を防止し、快適で美しい生活環境を実現するためには、各市町村において制定した「空き缶等散乱防止条例」と、県が定めた「ちゅら島環境美化条例」の相互の趣旨を踏まえ、ごみの散乱防止対策を推進して、実効性の確保を図ることが求められているということから、関係各機関が緊密に連携し、地域団体や事業者と協働して、投げ捨て行為の抑止効果を高めるため、各地でパトロールを実施します。那覇市では明後日7月18日にスタート。午後3時30分から県庁前県民広場において、出発式を行い、国際通りや沖映通りでパトロールをスタートさせます。その後、20日、25日、27日と進めて参ります。うるま市では、具志川地区、石川地区、与勝地区において7月中に実施し、沖縄市では胡屋十字路周辺で8月3日、宜野湾市では市内スーパーマーケットで10月と12月を予定しています。糸満市はただいま実施場所と実施日を検討中です。  パトロール隊の名称は「ちゅら島守り隊」と称し、1日につき、1班約10〜20名程度で構成する2班体制で実施します。空き缶やたばこの吸い殻等ごみの投げ捨てを確認した場合、投げ捨て違反であることを指導し、注意指導票(イエローカード)を交付するシステムになっております。その他、路上にて喫煙している方へ携帯灰皿を差し上げます。  私の経験上、沖縄県の皆様は他府県に比べ、環境への意識が高いと感じますが、この美しい自然を守り、観光立県を標榜していることを鑑みて、「ちゅら島 沖縄」をますます高めていくべくご協力をお願い致します。  実施主体である行政機関、地域団体、関係企業など組織でできることは、アピールに過ぎません。皆様一人ひとりの「ごみを捨てない」、「みつけたら拾って捨てる」といった個々のシンプルな意識の集まりこそ、大きな力となるのです。ぜひ、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



 拝命してまだ3ケ月ですが、2年という任期は長いようで短くもあります。そこで、私は、より強い結束力を実現することを目標として参ります。協会と言えども同業者、営業上は、大いに切磋琢磨するべきだと考えますが、業界全体の活性化について視点を向けると、相互に高め合う姿勢も必要なのではと考えます。団塊の世代が大量退職する本年を象徴する2007年問題は、この後数年続きます。よって、人材育成に関しては、相互構築の必要性を感じております。また、清涼飲料を生業とする者にとって今後ますますエコや環境は大きなキーワードとなって参ります。このように時代に即した問題を先手先手を打って解決していかなければならないと感じています。さらに、同じ業界で働く者同士、各々が抱える問題を共有して協会全体で共に解決できるシステムを構築して参りたいとも考えています。現在、協会が一同に会してディスカッションの機会が持てるのは年2回の総会のみとなっています。この機会をもっと有効に使うとともに、必要に応じてコミュニケーション機会を増やして、有機的に活動を推進して参りたいと考えます。

 
  
 
  








  

◎取材を終えて…
 故郷に誇りを持っているならば、ポイ捨てはしないでしょうし、観光立県というならば美化に関心を持つでしょう。今夜あたり、家族で沖縄の環境について話し合ってみませんか。

 
●パーソナルデータ●
  

出身地/東京都
好きな言葉/一所懸命
趣味/歴史書読書

  
  
●オーガニゼーションデータ●
  2007/沖縄県清涼飲料協会 理事長 就任
   
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