
これは、「買い物袋持参キャンペーン」で、買い物でレジ袋を断りましたら、お店の方にはんこを押してもらうというものです。全国一斉に7月にスタートしまして、年内12月末日まで実施しています。全国でレジ袋3000万枚の削減をめざしています。カード1枚につきはんこを押す覧が30個あり、すべて埋まると回収してレジ袋の削減数を集計することになっています。「集めたら何かプレゼントがありますか?」という問い合わせもありますが、意識改革をはかるキャンペーンとなっておりますので、プレゼントは行っておりません。レジ袋は年間305億枚使われています。このために約60万klの石油が使われ、レジ袋1枚が燃やされると9gの二酸化炭素が出るんですね。「レジ袋使わないからはんこください」このひと言の積み重ねで環境に役立つ、すばらしいことではありませんか。

ここ数年マイバッグ運動が盛んに行われていますが、沖婦連では20数年前から行っております。使い捨て、消費は美徳と言われていた時代から、マイバッグ運動の先駆けとなる「ノー包装運動」を行っていました。また、古新聞を回収してトイレットペーパーと交換する運動、さらに昭和56年からは那覇市を巻き込む形で「那覇市民バザール」を開催。各家庭に眠っている使わない引出物などを出品して必要な方に購入していただこうというものです。これは、初回から人気をいただき、毎回楽しみにしていらっしゃる方も多いようです。
 おかげさまで、還暦を迎えることができました。沖婦連の起こりは昭和20年7月に遡ります。沖縄戦が終結した6月23日から間もなくのことです。石川の収容所に集められ集団生活がスタートし、ひとつの社会が生まれました。そこで、配給を整理して配るために配給事務が必要となったのです。配給食料や衣類などをうまく行き渡らせるために、女性たちが立ち上がりました。戦争の傷も癒えない時期ですが、産み育てていく女性の優しさと強さが、下を向いてはならない、気持ちを前に向けて歩まなければならないという空気を作っていったんですね。そして、昭和23年12月、正式に組織として発足したのです。定款から抜粋しますと、目的は、「各市町村婦人会の総意を発揚し、その自主的運営の指導、援助と連絡を図り、共通の目的である男女平等の推進、青少年の健全育成、家庭生活並びに社会生活の刷新、高齢化社会への対応、地域社会の福祉増進、世界平和の確立の実現につとめること」となっています。性格としましては、前述の「目的に合致する教育、福祉、および文化的団体に協力し、政党や政治団体並びに宗教団体に偏らず、自主独立の法人として他からの干渉をうけない」としています。この文章のひとつひとつをご覧になると、現在の社会において起きていることとの関連が浮かび上がっていくと思いますが、これは今に限らずどの時代にも当てはまることなんですね。これを鏡にさまざまな運動を展開して参りました。復帰時のドル切り替えと一切の損失補償、不当値上げへの反対運動、国連軍縮特別総会への派遣などを行ってきました。常に社会状況を見据え、産み育て守るという女性の視点において行動を起こしていますが、これは平和であることがいかに大切であるかを知っている沖縄女性としての役割だと考えています。
 私は中学校のPTA活動を行っていましたが、これが終了する昭和48年に那覇市の宮里会長からお声がかかったことがきっかけで事務局長をさせていただいたことがスタートです。お引き受けしたからには頑張っていこうと、地元泉崎二丁目で婦人学級を作り、「沖縄の歴史探訪」と銘打ってバスをチャーターし、グスク巡りを行い、親交を深めていきました。入って間もない時期にリーダー研修に参加。その際、富山県の会長からの「長い人生の一時期、世の中、人のため尽くしても損はない」というお言葉に感銘を受けました。当初は3、4年の活動だと思っていましたが、以来30年余となりました。

男女は平等ですが、各々に役割があります。私は一家を守る妻であり母であり主婦です。活動を行うためには、これらの役目をきちんと果たさなければいけないと自分自身の中で意志を固めています。朝5時には起床し、庭の掃除からスタートし、家事を済ませて9時から仕事に向かいます。私は22歳で小渡家に嫁いで参りましたが、実は、母を幼くして亡くしたため、祖母に育てられ家事は殆どしたことがなかったのです。明治生まれの那覇の女性であった姑に、手取り足取り家事全般を教えてもらいました。そして、家事が家族を守るための大切な仕事であるかを教えられました。もう60年も毎日行っていることですから、これが私の日常なのです。今は、活動をさせてくれた家族に感謝の一言に尽きます。
沖縄の金言に「頭が動かないとしっぽは動かない」という言葉があります。リーダーは率先して動いてこそリーダーだと考えますし、若い皆さんから学ぶこともたくさんあるんですね。

私たちの世代は、モノの有り難さを身をもって知っている世代。だからこそ、モノがないことの辛さを次代へ伝えることができるんですね。このまま、資源をムダに使い続けていけば地球温暖化が加速し、モノがない時代へと突入していくでしょう。モノのない時代を知り実感している私たちが、今こそ伝えていかなければならないのです。「レジ袋減らし隊」はその一環。ぜひ、皆さんに参加していただきたいと思います。 
世の中をよくしていくのは女性の力だと思います。平和を願ってよりよい環境を作って美ら島をつくろう…。未来の子どもたちへ美しい自然を美しいままに残す…。これを掲げて次代へ繋げていきたいと考えます。
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