ぱっしょんリーダーに聞け! 


  



  


 IT技術の進展によって、急速に経済活動のグローバル化が進み、地球は小さくなったと言われています。今後ますます技術革新が進んでいくものと予想されますが、インターネットの出現で私達の生活は180度変化しました。とくに沖縄のような島嶼県においては、世界のすみずみとインターネットによって容易に通信ができるようになり、これはさまざまな面で大変よい環境になったと言えます。例えば、沖縄ならではの気候的特性から生まれた特産品の販売もインターネットを使えば、容易にコンピュータの画面上で注文を受けることができるわけです。さらには、音楽やアニメーションなどのコンテンツ制作を行い、首都圏や世界を相手に商売することも容易になりました。コンピュータは、すでに我々の生活になくてはならないものになりました。そこで沖縄県は、10年ほど前からIT関連産業を振興して、観光産業に並ぶ中核産業にしていこうと、あらゆる面から整備を進めてきています。



 今、日本経済が上向きであることから、沖縄のIT産業もやや明るい材料が見られるといったところですが、これまでの課題として、やはり人材不足が挙げられます。ITと一言で言っても、金融、証券、電力など多岐にわたる産業分野と関わっており、IT従事者と言っても幅広いものがありますが、今回は沖縄県内で求人の多いコールセンターについてお話したいと思います。  コールセンターとは、店舗・店頭で説明・サービスをする代わりに電話・FAX・インターネットなどを使って、説明・サービス等を行う職場のことをイメージして下さい。テレビショッピング、インターネットショッピングの発達によって、遠隔地からまたは家に居ながらにして、チケット購入、証券・株の購入、パソコン操作の問い合わせ、家電の問い合わせ、あらゆるもののショッピングが可能になりました。その連絡先、問合せ先がコールセンターです。コールセンターの役割は大きくなってきています。コールセンターの優劣が決まるのは、「人」です。現在は、電話がおもな通信手段となっており、直接店頭などでのやりとりがないため、そのコミュニケーション力が、大きく問われるところです。  沖縄の人材は、コミュニケーション力においては、元々の素地としてのウチナーンチュ気質といいますか、ホスピタリティにあふれたあたたかい人柄があるとされ、そこに接偶要素が加わりブラッシュアップされ、さらに各々の業種の専門知識を身につけることによって、飛躍的にスキルアップしているようです。現に、国内トップ企業の全国的な事業所でのプレゼンテーションコンクールで、毎年のように沖縄代表が優秀な成績をおさめているという実績もあります。しかしながら、一方で、若い人たちに、「大変そう」、「難しそう」などの理由から就職には二の足を踏む傾向が強いようです。私も、一社会人として、さまざまな経験をして来ましたが、若い内の経験は多ければ多い程いいと思います。沖縄は、失業率全国一、特に若者の失業率が高いといううれしくない状況にあります。適職をみつけるためにずっと浪人して待つという気持ちもわからないではないですが、職場体験をすると社会人としての目標が見えてきます。ある程度の年齢を重ねると、立場上、責任ある決断をしなければならない場面に遭遇します。そんな時、若い頃の経験の積み重ねが大きく左右するんですね。今後、コールセンター経験者は、ますます重宝されるといわれています。その理由は、コールセンターでうまくやってきた人材は、幅広い業種から採用したいと思わせるスキルを持っているとされているからです。その第一は、「人の話を聞く」、「うまく聞き出せる」、「会話力」といったコミュニケーション力。どのような職種でも、これがなければ、仕事は進んでいきません。顔の見えない相手とうまくコミュニケーションを重ねることによって、次第にその力がついて来るわけです。ですから、若い皆さんにはIT業界という眼前のチャンスに、ぜひ眼を向けていただきたいと考えるわけです。また、理系のイメージも強いようですが、分野の幅も広いので、理系・文系の垣根を超えた活躍が可能です。



 沖縄県では、IT津梁パーク構想を掲げ、8,000名の雇用を目指し、ソフトウェア開発、コンテンツ事業、データセンター、BPOセンターなど、ITに関連する施設・企業を集約する事業を推進しております。業界団体としても、アジアゲートウエイ構想とも相まって、東京はもとより、広く欧米、アジア圏を視野に入れたIT拠点を目指して頑張っています。世界の優秀な技術者も集約し、ゆくゆくは、ITといえば沖縄といわれるポジションにもっていきたい。そうすれば自ずと、IT関連従事者の雇用拡大にもつながるというわけです。



 「友達が行くから」を理由に、就職を決めるという例をよく耳にしますが、「仕事を決める」ということは、人生において大切な選択です。まずは、「自分」を分析し、何に向いているのか?何がしたいのか?めざすべき将来像は?などの意識をもって行動していただきたい。目標がおぼろげであれば、興味を持った仕事に飛び込んでみることです。そこで自分に何が足りないかなど必ず得るものがあります。これは、「新人社会人」を経験した者からのお願いです。付け加えますが、これからの社会人には、従来の読み、書き、算盤に加え、PC活用能力とコミュニケーション能力が必須ですよ。

 
  
 
  








  

◎取材を終えて…
 2月22日(金)1時30分より沖縄市民会館において、高校生、専門学校生、大学生から30代の求職者を対象に、ITコールセンターフォーラム及び企業合同説明会、沖縄市公民館において情報産業企業合同説明会・面接会が開催されます。ハリウッドでの活躍が話題となった人形アニメショーン作家、比嘉ブラザーズの基調公演から、ゲーム、ウェブ、CGなどITビジネスの現場の話しを聞くことができます。この機会に、ITの世界をのぞいてみませんか?

 
●パーソナルデータ●
  

出身地/沖縄市
趣味/コーラス
好きな言葉/苦あれば楽あり

  
  
●オーガニゼーションデータ●
  2003/フロム沖縄推進機構 理事 事務局長就任
2007/沖縄県情報通信関連産業団体連合会事務局長就任
   
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