ぱっしょんリーダーに聞け! 


  



  


 私は、ポリテクカレッジのホテルビジネス科で学び、ホテルへの就職にチャレンジしましたが、その目標は叶いませんでした。それが1年前のことです。そんな時、親が、このぱっしょんに掲載されていたアンカーリングの中村圭一郎代表の記事を見せてくれて、「あなたのしたい仕事ってこういうことなんじゃない?」とアドバイスをくれたんです。私は生まれ育った沖縄が大好きで観光でいらっしゃる方に、そのよさを伝えたいという気持ちがありました。沖縄に民間観光案内所という形態があること、さらには沖縄を拠点に全国へ沖縄をPRしていることにふれ、ここで仕事がしてみたいと門を叩くことにしました。普段の私の仕事は、お客様の依頼をお聞きし、ニーズ以上の旅を実現することを目標に、お客様への対応、手配やご案内をし、沖縄とつなぐ役目をしております。



 メンバーは、沖縄で生まれ育った若者3名と観光プロデューサーである中村代表で、北海道から沖縄まで全国各地にある日本の美しさに出会い、その美しさを全国に発信していこうというものです。今回で第3回を数えますが、そのテーマは「観光×環境」で、先進的事例を有する土地を訪問し、相互交流を行います。  主要目的は、2つありまして、1つ目は日本の地域観光素材の再発見と広報活動、つまり観光振興についての取り組みです。2つ目は、日本の自然環境問題の実態調査とその報告、環境保全についての取り組みです。  スタートの北海道では、前夜祭交流イベントを札幌市内で開催し、ニセコで日本のアウトドアについて学び、洞爺湖町、室蘭へと渡り、環境問題と雪国の暮らしを視察します。フェリーで青森へ渡り、静かな癒しにふれ、岩手では遠野の定住計画を学び、仙台においては仙台ビジターズ産業ネットワークがめざす観光を学んだ後、福島で水族館の環境教育を視察します。東京では中間報告会を開催。さらに、日光、栃木市、軽井沢にて江戸の歴史をさかのぼる旅を実施します。新潟では人々と自然の暮らしの調和にふれ、富山では五箇山・白川郷で日本の原風景が潜み続ける理由を探り、さらに東海道が観てきた宿場町の使命を学びます。関西地区に入り、時代を創り、築いた奈良人の足跡にふれ、京都では京町家で観光まちづくりを学び、中間報告会を開催します。山陽地方に入り、平和と冒険家植村直己のスピリットにふれます。九州では、天然資源を活用した地域おこしを学び、鹿児島からフェリー乗船し、いよいよ沖縄へ。3月23日最終日には、東村から恩納村へ入り「国際サンゴ礁年2008」に賛同した沖縄イノー体験後、那覇のアーストリップで最終報告会を開催します。  日本列島は、多彩な気候帯と活発な火山帯による地形の影響で進化してきました。そのさまざまな奇跡が重なり生まれた「日本」という作品は世界中どこを探しても例がない文化と歴史を育んできました。人々は長年、小さな国土で生き方を模索し、土地に合った生活習慣を作り上げてきました。ハイブリイドカーで、じっくりゆっくり移動しながら、沖縄の視点で、出会った文化や自然、日本の暮らしやその心を全国に伝えていきます。行程中及び終了後、沖縄を含む全国の学校(中高大)で報告会、講演会、ワークショップを開催します。若いうちから、地域をそして日本を意識することはとても大切なことだと思います。私もそのひとりですが、私が経験したようなことをこれからもっと多くの後輩に知ってもらって、何かのきっかけになっていただければうれしいです。



 今回、私は、サブリーダーと行程担当という役割です。今回伺う全国の各機関への電話連絡や折衝などを行いました。1年前の私には考えられなかったことです。「まずは自分で考えて動いてみよう」という中村代表の方針で、とにかく行動あるのみの1年の結果が今につながっているのだと思います。行程管理を担当しながら、さまざまな「日本」に興味を持っていきたいと思います。



 実は、ホテル業への就職が決定しておりまして、この旅から帰ってきたら、春には社会人になります。今思えば、1年前に就職せずに、アンカーリングでインターンをさせていただき機会を得て本当によかったと思っています。沖縄が好きで沖縄を訪れる観光客の方に役立ちたいという思いはありましたが、実際、沖縄のことを知らずにいたんだと気付かされました。県内をお客様と行動することによって、お客様の生の声をお聞きし、実際に旅に求めるものは?必要なものは?という意識づけが自然にできるようになりました。第3者的目線で明確にプロファイルできたことはとても大きかったと思います。まずは、足元を知り体感すること。アンカーリングが掲げる着地型観光のスタートはここなんです。とてもシンプルですが大切なことだと思います。私の目標は、コンシェルジュやゲストインフォメーションです。この1年の経験を糧に、沖縄を訪れる皆様のお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。

 
  
 
  








  

◎取材を終えて…
 21歳の女の子が、目的意識を持つことによって1年間で大きく変わることができることを、お話を進めていく中で感じました。元来のあふれるホスピタリティにプロ意識が加わると、素晴らしいパワーになる…。観光人材教育について考えさせられるひとときでした。

 
●パーソナルデータ●
  

出身地/豊見城市
趣味/ドライブ
好きな言葉/一期一会

  
  
●オーガニゼーションデータ●
  2007/(株)アンカーリングジャパン インターンシップ
   
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