皮の小麦粉の配合などに特徴があると思いますが、申し訳ありませんがくわしくは教えられません(笑)。餡は、三温糖とはったい粉を練り上げて作ります。これがなかなかの力仕事で、担当の弟は大変だと思いますが、頑張ってもらっています(笑)。 饅頭はとてもデリケートな食べ物で、気温、湿度、季節によって皮の水の量、餡の火の調整など、とても微妙なんですね。これは、マニュアルがあるわけではありませんので、カンに頼るしかありません。大人になってから覚えようと思っても覚えられるものではありません。教えるでもなく、自然に覚えさせてくれた母に感謝ですね。
お客様から「おばあさんやお母さんの時と同じく、変わらずおいしいね」とか「伝統のお菓子を途絶えさせないように、続けて頑張ってね」などという励ましの言葉をいただいた時はうれしくなります。逆に、饅頭イコールおばあさんが作るものというイメージがあるようで、「こんな若い人が作っているの?大丈夫?」と言われることもあります。でも、召し上がっていただいて「おいしいね」と納得していただいており、心の中でガッツポーズというところでしょうか(笑)。 少し前までは、饅頭は年輩者のおやつというイメージがあったようですが、最近は若い方もわざわざお見えになってくださいますし、浦添、宜野湾方面からいらっしゃるリピーターの方もいらっしゃいます。また、沖縄ブームということで、観光客の方が、地図を片手に来店されることも多くなりました。中には、県外からの修学旅行生もいらっしゃいます。ありがたいことですね。 妹がブログを開いているのですが、甘味好きの方が、ブログにたどりついていらっしゃるという例もあります。 このように、古くからのお得意様から、若い方を中心とした新たなお客様まで、ご愛顧いただけて、この仕事をしていてよかったと実感しています。
日常に追われて、なかなか自分自身の立場や仕事についてじっくり考えるようなことはありませんが、今、質問をお受けして思うことは、さかのぼること3代、曾祖母から始まった仕事ですが、私はその4代目で、その年月を土台にあるのだなと実感しています。お客様の「続けてね」、「頑張ってね」という声の重みを今、ひしひしと感じています。 母からよく聞かされていた曾祖母の言葉に「忙しいときほど頭を下げて働きなさい、暇な時はあせらずゆっくりと」というのがあります。この言葉は、長く続けていく上で心にとめていきたいと思います。 おばあちゃんといっしょに来店する小さなお子さんをみていると、ありがたいなあと思いますし、頑張っていかなければと気が引き締まります。
母とのおしゃべりが楽しくて通っていたお客様も多くいらっしゃいます。私には、それほどの話術もありませんが、ホッとできる懐かしい味を守り続けていくことが、夢であり目標です。 妹には、長男、長女がいますが、長女が饅頭が大好きで、作っているそばから「食べていい?」と聞いてきます。これはかわいいですね。また、長男は卒園式で将来の夢を「饅頭屋を継ぐこと」と言ってくれました。かわいいやら、うれしいやら。まあ、大きくなったらどうなるか分かりませんが、期待して待っています(笑)。 | ||||
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◎取材を終えて… |
●パーソナルデータ●
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出身地/那覇市
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●オーガニゼーションデータ●
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| 戦前/天妃小学校近くにて営業
1946/泉崎に移転 |
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