
大阪を拠点にしているプロレス団体「大阪プロレス」の代表として活動してきたのですが、妻が沖縄出身ということもあり、よく沖縄には遊びにきていたんですね。観光で各所をまわったのですが、その中でも国際通りは、エンターテインメントを展開する上で、既に基盤ができているなと感じていました。妻をはじめ地元の皆さんから、昔は国際通りが遊び場のメインだったと、とても楽しそうに話されるのが印象的だったこともあり、国際通りに愛着をもっている地元の皆さん、そして国際通りに魅力を感じている観光客の皆さん双方が楽しめるエンターテインメントがあればいいなと考え始めるようになったのです。何となくそんなプランを思い描いていた2年前、経済誌を読んでいたら、沖縄県ベンチャービジネスサポート事業募集の記事を目にしたのです。応募したところ、お陰様で2007年度の支援対象に選ばれたというわけなんです。

プロレスというと、まだまだ恐いイメージがあると思いますが、我々が行っているプロレスは、小さなお子さんから年輩の皆さんまで、幅広い年齢層の皆さんに楽しんでいただこうというショービジネス色の強いものです。イメージはこうです。地元のファミリー、デートを楽しむカップル、アフター5で親交を深める同僚同士などのウチナーンチュと、沖縄に遊びにいらしている観光客がいっしょになってプロレス観戦をするというものです。また、国際通りには修学旅行の中高生が自由時間でよく歩いていますが、沖縄色そして娯楽性の濃いプロレスを楽しむというのもひとつの選択肢になるのではないでしょうか。プロレスに言葉は必要ありません。そこで、外国からの観光客の皆さんも対象としています。
出場するメンバーは、怪人ハブ男、ミル・マングース、シーサー王、ゴーヤーマスク、キャプテンちゅら海パイレーツザック、ゴールデンパインなどで、すべて沖縄に因んだネーミングとなっています。今では見られないハブとマングースの対決をプロレスで再現し、これを目玉にしたいと考えます。
収容人数は180人、試合は4試合行い、試合前には琉球舞踊で盛り上げていこうと考えています。試合後は、沖縄色が濃いメンバーといっしょに記念撮影を行うことも予定しています。
「沖縄に行ったら沖縄プロレスは必見!」、「アフター5は沖縄プロレス!」という位の名物になったらいいですね。
 スタートは20年前、20歳の頃で、ビートたけしさんが旗揚げしたTPGに所属したことがスタートです。その後、メキシコに渡り、本場のエンターテインメントを学びました。暴力的な要素は一切なく、楽しむことが一番という考え方。メキシコの人々にとって、プロレスは生活の一部なんです。試合前にリングでお子さんが遊んでいるというのんびりした雰囲気です。
メキシコで学んだのは常設会場で、プロレスを行うことの大切さです。日本は巡業が主流でしたが、ひとつの場所で定期的に開催されることで、地域の皆さんに愛されていくんですね。いつか日本でとメキシコで決意し日本初の常設会場が大阪でスタートしたというわけです。

昔のプロレスは、給与遅配などアバウトなイメージが強かったと思います。私の誇りは給与を年俸制とし、メンバーにいやな思いをさせたことがないこと。ごく当然のことですが、9年間心をひとつにやってこれたのはこのへんだと思っています。
僕は経営に関しては独学で学びましたが、大切なことは人の心だと思っています。代表としてやっていくにはブレーンが必要ですが、日頃から小さなことでも協力していく姿勢を大切にしています。その積み重ねが、知り合いを紹介してくれたりして、いつの間にか大阪で人脈ができていきました。沖縄ではこれからですが、コツコツと人の輪を広げていきたいと考えています。

沖縄県の協力もいただきまして、これから全開で頑張っていこうと希望に燃えていますが、キーワードは地域密着です。地域の皆さんの協力がなければ基盤はできません。地域が呼び水になって観光客の皆さんへと波及していくのだと思います。そのための面白い仕掛けを考えなければいけないのですが、大阪で実績のあるプロレス教室の開催も視野に入れています。対象は小さなお子さんからとなっています。今のお子さんは体育の時間に前転ができなくて悩むというお話を聞きます。プロレスそのものというより、スタートは身体づくりや体育の基本を学ぶことが目的です。また、体育会系ならではの礼儀作法もいつの間にか身について行きます。大阪ではプロレス教室出身者が7人プロデビューしています。沖縄出身のプロレスラーはまだデビューしていないので、その育成も行っていきたいですね。その他、大阪では、格闘技教室、レスリング教室も行っていましたが、沖縄でもこれらも視野に入れ、音楽ライブやブライダルなども行って行きたいと考えます。
国際通りという立地を活かして、Tシャツショップやお土産品店など、近隣店舗とのコラボレーションも現在進行です。
沖縄は、現在、プロサッカー、プロバスケットボールなど、プロスポーツへの機運が高まっています。我々も地域貢献に力を注いで行きたいと考えますので、県民の皆さんの応援を心よりお願い致します。 |